2013年01月25日

馬がトラックだった場所

美術館新年会でガッツリ飲んで昼まで寝てました。
(足りなかったので帰宅後飲んだビールが効いた)

多分誰だか解らないだろうなぁと思いつつ
町内の画家さんの隣、夫より上席に座ってしまった。
(夫は内部職員で私は客だからいいのか?とおもいつつ…)

場が砕けてきて、やっと周りの偉い人たちとお話。
で、隣の画家さんが、我が家の周りは馬ソリの停車場だったと教えて下さった。
確かに築港から70m、荷揚げ場である。
荷台から溢れるニシンやらホッケやらスケソタラ。
それを落とし撒き散らしながら、馬ソリは店や他地域に魚を運んだわけだ。
拾った魚を開いて干して食べていた人たちも居たそうだ。
漁師だけではない、街場ならではの事だろう。
(岩手の実家では魚が余っていたので、
トラックの荷台から落ちた魚を拾っていくと怒られた)

そのうち夫も参入してきて、
家を建てて岩内に骨を埋める覚悟を見せたとか
ほぼ趣味といえる仕事っぷりをべた褒めされて
恥ずかしい限りだった。
でも、町内の絵描きさんにそう評価されるのは
誇らしく、嬉しくもあった。

現在は船の数も荷揚げ量も減り、
独特の臭いがなくなって、寂しいねと話してました。
町内の子供達から、岩内港は船が少ないから絵にならない、
という声も上がっている。

生臭い場所じゃなければ生きていけない体質なので
築港近くに家を建てたのだが、
嫁に来てから15年、本当に臭いは薄くなった。
網の腐ったような臭い。
子供の頃は嫌だったが、
今ではノスタルジーとなっている。

50年ちょいまえに、木田金次郎が
まだ「臭い立つ」岩内港を描いている。
時々そんな作品を見て
六感(五感以上のものまで)を刺激して、
そういう「臭い立つ」文章を書くように心がけているが…
仕事の文章が多くて、なかなかそんな文章は書く時間がない。

時間は作るモノ、そして良い記憶は記録したいもんだ。
というわけで、美術館の運営には色々あって、頭が痛いときも有るが、
昨夜は良い時間が過ごせました。
posted by うつほ at 15:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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